コスト構造の公開競争へ

食器用洗剤。通常ボトルの他に、2倍、4倍、7倍も。容量が多いほど割安。だったら7倍がいい。なぜ、近所のスーパーにない?ホームセンターにはあるのに? コモディティ commodity(:ありふれた商品→日用品と類推する人も…)分野で、この種の価格延命策を採ると、ライバル企業にシェアを横取りされます。不利な取引の強要は顧客にバレ、怒りを買うから。今は、企業のコスト構造を顧客と共有する時代。その点、amazon.com は正直です。ヤマト運輸の値上げでコスト構造が変わると告げ、取引継続を訴えました。説明を受け離れた顧客は、コスト構造次第で戻る可能性も高いので、正直が得策なのです。
 
  
※このメモは、かつてのブログに載せた、
 「食器用洗剤は 大容量で節約可」の
 移転・リライトver.です。

マーケティングの歴史

はじめに言葉があった。では、ありませんが、マーケティングも、その言葉が生まれ(1900年代、アメリカ)、広まる過程(例 大学で講義)で、その歴史、正確にいうと、マーケティングという名の「議論の歴史」が始まりました。マーケティングは、そのスペルmarketingが示すように「お客様が隠れている市場(しじょう、market)に対して何かし続けるing」を意味します(拙著『マーケティングは正直バナナ』P4より)。この文脈で交わされた意見の歴史、「わたしはこう考える」を実践した歴史が、マーケティングの歴史です。もちろん、同じ議論と行動は、言葉以前にも。江戸時代、富山の薬売りはマーケティングをしていました。「反魂丹」はブランドでした。